動画で見る
話題のあらまし
テレビ業界からも酷評されるレベルでつまらないとされる、お笑い芸人だらけのバラエティ番組「ジョンソン」だが、
ジョンソンにゲスト出演した社長が、コカイン使用の疑いで逮捕されたことでネットで話題に。
しかも放送の12日ほど前には既に逮捕されたにもかかわらず、ジョンソンは普通に放送し、Tverでも29日に逮捕が一斉に報じられるまでは普通に閲覧できていた模様だ。
しかしながらそんな問題が起きていても、ネットでは「でも一番の問題はやっぱり面白くないことだよね」という声が多く上がっている模様だ。
TBS局員すら酷評するレベルのバラエティ番組
まず、このジョンソンがどんな番組なのかについて説明すると、
TBSバラエティ番組「ジョンソン」は、2023年10月から21時の時間帯でスタートした、お笑い芸人だらけのバラエティ番組。
お笑いコンビのかまいたち、モグライダー、見取り図、ニューヨークなど、TBSいわく「次世代を担う芸人」をレギュラーにした番組で、
TBSはこの番組を、ダウンタウンなどがレギュラーだったバラエティ番組「リンカーン」の後継番組としてスタートさせた。
しかし実際に「ジョンソン」がスタートすると、あまりにもつまらなさすぎると酷評の嵐。
ネット記事などによるとTBS局員の中にすら絶望を感じる人がいるとのこと。
この番組がどれだけ人気がないかというと、
ゴールデンタイムにもかかわらず視聴率1%台を叩き出すという滅多にお目にかかれない爆死をしたり、
さらには今年の一月の下旬に深夜帯特別番組「ジョンソン特別編」を放送したところ、
なんと裏番組でやっていたフジテレビの「コムドットって何?」に視聴率で敗北するという伝説を生み出した。
「ジョンソン」に出演している芸人たちはTBSいわく「次世代を担う芸人」という、プロのタレントたち。
一方でコムドットは、チャンネル登録者数が一時期400万人を超えていたとはいえ、テレビ業界から見れば「ユーチューバーはタレントではなく一般人」という認識のはず。
そのためジョンソンは「プロのお笑い芸人たちが徒党を組んで素人に負けた」ということでネットで話題になってしまった。
2月26日放送回のゲスト出演者が逮捕
こんな感じで、もういつ打ち切りになったとしても誰も困らない番組と言ってもいい「ジョンソン」だが、
この度なんと「ジョンソンに出演した人間がコカイン所持で逮捕」となり、ネットで炎上してしまった。
ネット記事などによると、実業家の堀内章容疑者44歳が自宅でコカインを吸引したとして逮捕されたとのこと。
2月29日にこれが一斉に報道されたとのことだが、
堀内章44歳は、なんと2月26日のジョンソンに出演していた。
2月26日の「ジョンソン」は『豪邸トレジャーハンター』企画として、3人の豪邸を訪問。
その3軒目に訪問した豪邸の持ち主がこの度逮捕された堀内章44歳だったとのこと。
以前から「ジョンソン」に対して辛口なネット記事を掲載しているSmartFLASHなんかは、
「TBS『ジョンソン』の存続危ぶむ声も…出演した豪邸社長がコカイン使用の疑いで逮捕、TBS局員は初回から絶望」という酷評記事を掲載。
「ジョンソンに出ていた金持ち社長の一人が逮捕されたのか。完全に打ち切りコースだな」というネットの声なんかを紹介したり、
さらには過去に掲載したネット記事を持ち出す形で、TBS局員が「ジョンソンに絶望」という声を再び紹介したりなどした。
「そんなことより一番の問題はつまらないことだろ」というコメントが殺到。
だが、ネットで集まっている声の大半は、
「ゲストが逮捕されたことよりも、そもそも番組がつまらなさ過ぎることの方がよっぽど問題だ」という声が大半。
このSmartFLASHのネット記事がヤフーニュースに掲載されたことでヤフコメ民も反応したが、
ジョンソンは「後継番組・社運を賭ける・コンセプトを引き継ぐ」とハードルを上げているため荷が重すぎる。
テレビに出演し始めたばかりの実力が少ない若手芸人がメインを担当するには早かった。
芸人たちは笑いを計算し尽くしているつもりだろうが、単なるガヤ芸人そのもの。
そんなもの面白くもなんともないのは言うまでもない。
番組名録画で毎週そのまま貯めていていつも数回まとめて飛ばし見するけど、毎回耐え切れず途中でやめて削除する、本当に面白くない。
やはり現存のジョンソンメンバーでは無理がありますよ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a77a5180d0b5d3db665279b00885a2bb22ef4053/comments
という感じで、メインは「ゲスト出演した社長が逮捕」のはずなのに、「そんなことよりつまらない事の方がずっと問題だ」という感じのコメントが殺到していた。
TBSの対応に疑問の声も「放送時点で既に逮捕されていたというのはまずかったのでは」
ちなみに、ゲスト出演した堀内章44歳逮捕が報じられたのは2月29日のことだったようだが、
堀内章44歳が逮捕されたのは2月14日で、この堀内章登場回が放送されたのは2月26日。
また堀内章44歳の逮捕が一斉に報じられるまでの間は、Tverでも見逃し視聴ができる状態だったとのこと。
そのためネットの声には「放送時点で既に逮捕されていたというのはまずかったのでは」とTBSサイドの対応に疑問を口にするコメントもあった。
こんな問題ですらスルーできなくなったテレビ業界の衰退
これらのネット上の声などを総括すると、結局こうした事案一つとっても、テレビ業界の立場が以前に比べて非常に弱くなったと感じられる案件ということ。
もしも今もテレビ業界に力があり視聴率が高くスポンサーが集まるのであれば、以前のような「文句があるなら見なきゃいいじゃん」という殿様っぷりを発揮できたし、
視聴者たちも「番組が面白いなら問題ない、たかだかゲストが逮捕されたくらいで打ち切りとか大袈裟でしょ」という感じの反応になったし、
こんな「ゲスト出演した人間が逮捕された」なんていう話で、番組存続がいちいち危ぶまれるなんて言う話にはならなかったはず。
そもそも以前のテレビなら、こういう自分たちに不都合な問題が起きてもスルーしたりもみ消せたりができていたはずだ。
しかし今ではこうした問題一つもみ消せず、ジョンソンは酷評と炎上ばっかりで話題になってしまう。
こうした問題一つとっても、ウェブメディアやネット民の声なんかに負けてしまうくらいテレビ局や番組が力を失っている、
つまり「テレビはオワコン」という話に結びついてしまう状況と言える。