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話題のあらまし
3月5日、フジテレビ「一般の方々と我々は違うんです」と公道を無断使用。近隣住民に迷惑を掛けたことを認めた。
この件が話題になったのは3月2日、あるX民が投稿した「フジテレビの逃走中が公道を無断使用して近隣住民に迷惑を掛けている」という告発ポストが発端。
そのポストによると、フジテレビ「逃走中」の撮影クルーと思われるスタッフたちが、
投稿主の家の入口を塞ぐ、敷地を勝手に使う、公道で歩行者の通行を妨害するなどの迷惑行為をしていたとのこと。
さらに住民がフジテレビ側に道路使用許可証を見せてもらったところ、許可された場所と異なる場所を占有しており、フジテレビは公道を無断使用していた模様。
この投稿主がフジテレビ側に指摘すると、フジテレビ側はそれを無視。
投稿主はこのことから「メディアの傲慢さが生き残っていることを確認」と締めくくった。
当時は「フジテレビへの誹謗中傷」「嘘だったらフジテレビから訴えられて欲しい」と擁護の声も。
この3月2日のポストがネットで大炎上。
パウラちゃんねるでも先日取り上げた通り、3月2日の段階で「テレビならやってそう」という意見が多くを占めた。
一方で、「証拠もないのにテレビを悪者にしている」と投稿主に対する非難の声も見受けられた。
例えばこの投稿主のポストを引用する形で――、
「信憑性に欠ける」
「これがもし嘘ならフジテレビへの誹謗中傷」
「嘘だったら投稿主はフジテレビから訴えられて欲しい」
「こんな嘘くさいポストでテレビを叩く人たちネットリテラシーがない」
「テレビ局の名前も番組名もはっきり分からないのに固有名詞を出すのはやめるべき」
「フジテレビは商業施設とかを貸し切ってることが多いから逃走中じゃない可能性がある」
という感じで、いわゆる「証拠がないなら黙ってろ勢」から批判も見受けられた。
フジテレビの公道無断使用強行「一般の方々と我々は違うんです」
そしてこのたび、フジテレビはこの件について公道の無断使用をしたことを認めた。
また「一般の方々と我々は違うんです」という名言が炸裂したことも併せて判明した。
この件を報じたまいどなニュースのネット記事によると、この公道の無断使用をしたのはフジテレビ「逃走中」などを制作するフジクリエイティブコーポレーションという制作会社。
フジクリエイティブコーポレーションとはフジテレビ直系の制作会社で、代表取締役社長も元フジテレビプロデューサー。
フジクリエイティブコーポレーションは今回の件について事実を認め「近隣住民の方にご迷惑をおかけしてしまったことを深くお詫び申し上げます」と謝罪したとのこと。
まいどなニュースはきっかけとなったX民の投稿主に詳しく取材をした模様で、フジテレビの迷惑行為の詳細を報じている。
フジテレビは、投稿主の住むマンションの出入り口にカメラの機材やキャビネット、折り畳み椅子などを置いて住民の出入りを妨害していた。
さらにスタッフは20人から30人もいて、マンションに面した道路で「逃走中」の「ハンター」とみられる人や演者が走り、「きゃーー」という叫び声が響くなどしていた。
最初のXのポストでもある通り、投稿主はフジテレビ側に道路使用許可証を確認し、フジテレビの無断使用が発覚したが、
フジテレビはこの指摘を無視して無許可撮影を強行し、その上でフジテレビはこの投稿主に対して――
「みんなの道路だから撮影してもいいんです」
「一般の方々と我々は違うんです」
「静かにしてください」
――と、名言が炸裂していた実態が明らかになった。
フジテレビの「テレビは勝ち組の集まり」「我々は違う」という特権意識?
フジテレビは先日も番組審議会にて「テレビは勝ち組の集まり」という名言が炸裂し、加えて「視聴者は弱者」と認識していることをフジテレビホームページで公開している。
公道の無断使用もだが、それ以上にこの「一般の方々と我々は違うんです」という、「テレビは王様で一般人は弱者で平民だ」というフジテレビの王様体質がネット民に改めて認識された。
この「一般の方々と我々は違うんです」はネットで大反響。
「メディア業界の本音出過ぎでスゴイw」
「一般常識が通じないんだから、確かに一般の方々とは違うわな」
「特権意識の塊でヤバい」
「こういう考え方だからテレビ離れが進むんだよ」
「一般の方々と我々は違うんです これ、テレビ局の本音だろうな」
「こういう思い上がって特権意識を振りかざす不遜な態度を見るに、テレビと「迷惑系YOUTUBER」は同類である」
という感じで、フジテレビの新たな名言に関心を示した。
なお、まいどなニュースによると、フジクリエイティブコーポレーションは、こんな騒動に発展してるにもかかわらず、番組名も詳細も公表することを拒否したとのこと。
無断使用を現場で指摘されているのに「撮影に際し、必要な手続きをおこなった認識」と大嘘。
明らかに過去にも何度も繰り返されたトラブルなのに、「今後このような事のないよう制作スタッフ一同、徹底してまいります」という言葉で締めくくり、「王様体質」の威厳を見せつけた格好だ。