【テレ朝に負けた】テレ朝の全力ドラマ「Believe-君にかける橋-」【パウラの感想 木村拓哉 びりーぶ】

プロローグ

テレビ朝日が開局65周年を記念して全力でキムタク様を接待しまくる接待ドラマ「Believe」が凄すぎてパウラが敗北したので感想を喋りましょう!

ということで今回は木村拓哉主演の「Believe-君にかける橋-」の第3話まで一通り視聴したので、今回はそのドラマを見た感想をお届けします。

こちらTverにて無料で見れますので、もしパウラの感想を聞いて視聴したくなりましたら概要欄の参照元リンクからご覧ください。

感想について結論を先に言っておきましょう。

パウラの負けです!

とても面白かったです!

まさかここまでテレビ朝日が、ドラマとしての完成度を捨てて、キムタク様を接待して「キムタクかっけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」に全振りしたドラマを作り上げたとは!

本当に最高のギャグドラマです!

もったいぶってても仕方ないので、さっさと本題にいきましょう。

一応、念のために言わせてください。

テレ朝、これは悪口ではない、ただの感想だ、いいな?

「Believe-君にかける橋-」ざっくり紹介

いちおう知らない人のためにこのドラマの大枠をざっくり説明します。

まず木村拓哉主演の「Believe-君にかける橋-」は、2024年4月からテレビ朝日でスタートしたテレビ朝日のオリジナルドラマです。

なんとテレビ朝日が「開局65周年記念」と銘打ち、木村拓哉を主演に、その脇を主役級の豪華キャスト陣で固めたドラマですね。

ドラマのあらすじをざっくり話しますと、

主人公は「大手ゼネコンの帝和建設で橋の設計に情熱をかける土木設計部の部長である狩山陸」という名前の木村拓哉。

キムタクは、冤罪をかけられ刑務所にぶち込まれるも、刑務所から脱獄して冤罪を晴らすために奔走。

キムタクが東京都の一大プロジェクトである「龍神大橋」という巨大な橋を建設している最中、建設現場で爆発事故が起きて橋が崩壊。

その事故の原因についてキムタクに責任は無いにもかかわらず、社長から「会社のために真相は隠蔽して事故の責任を負って欲しい」と懇願される。

キムタクは「前例から言って事故なら執行猶予がついて実刑にはならない」とか適当な言葉で言いくるめられてしぶしぶ承諾。

しかし結果的に実刑を食らってしまい1年6カ月の懲役になってしまう。

しかも刑務所に入れられた後、天海祐希演じる看護師の仕事をしている奥さんが、実はガンで余命1年と知らされる。

キムタクはいろいろ考えた結果、刑務所から脱獄して冤罪を晴らすことにした。

という感じですね。

ちなみに第3話の段階でキムタクは既に脱獄しましたし、

なんか登場人物たちがみんなして意味深な事ばっかり言ったりやったりしてますし、

百合子っぽい女性都知事がキムタクに罪をひっかぶせた会社の社長と意味深に密会してたり、

そもそもなぜか執行猶予になるはずの事故の責任なのに、キムタクに限って実刑食らって刑務所にぶち込まれたのもたぶん何か意味深な理由があると思われるので、

恐らくこの後の話は橋づくりに情熱を傾ける男の話ではなく、キムタクが日本を揺るがす壮大な陰謀を解決する意味深なお話になっていくんじゃないかと勝手に思ってます。

これは単なる憶測なので真に受けないでくださいね。

感想

という事でここからはパウラが実際に見た感想ですが。

最初に言った通り「テレ朝が全力でキムタクを接待してるなぁー」と思いましたね。

つまり「キムタクかっけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」だけが見どころのドラマです。

まず狩山陸という名前を与えられた、大手ゼネコンの土木設計部の部長こと木村拓哉についての人物像をパウラなりにまとめますと、

「橋づくりに情熱を燃やす設計士で現場バカなくらい率先して現場で指揮を執り、責任を全て背負うくらいに責任感が強くて逆境に負けない心の持ち主で、上司からも部下からもストを起こした下請け業者からも好かれ「人たらし」と言われるくらいに人望が厚く、刑務官に感心されるほどに手先が器用で細かいことに気付く緻密さがあり、さらには屈強なガタイのいいチンピラをあっさりと制圧できるくらいにケンカが強い一切の欠点のない男」

みたいな、なろう主人公もびっくりの完全無欠なもりもり設定です。

しかも奥さん役を演じるのはあの天海祐希です。

それからこれはあくまでもドラマを見た限りでのパウラの感じたことではありますが、

豪華キャスト陣を含め、基本的に美男美女なキャストたちは、狩山陸ことキムタクに対して総じて好意的。

反対に、ルックス的に良くないキャストたちは、狩山陸のことが嫌いってふうに見えました。

第3話で竹内涼真演じる刑事役はキムタクの敵として現れましたけど、まぁ、あとあと味方になるなーと普通に予測できますしね。

なんかネットでは「誰が敵か味方か分からない」的な反応があるらしいんですけど、

パウラ的には敵と味方はけっこうわかりやすかった感じがしますけどね。

なので、こうした人物像の設定から人間関係に至るまで、

とにかくテレビ朝日が開局65周年記念をお祝いして、全力でキムタクをよいしょする「キムタクが橋づくりする部長に転生したら」な、なろうドラマだなーと思いました。

そこまでキムタクをよいしょしたいなら、どうせキムタクはキムタクを演じてるんだから名前も木村拓哉にすればいいのにと思いますけどね。

で、そんな感じで人物設定をマシマシにした結果、人物設定と言動がかみ合わなくなってると思いました。

まず一番最初に引っかかったのは、人たらしで誰からも好かれている設定なのに、

キムタクはとある朝、天海祐希が演じる奥さんがなにやら荷造りをしている様子を目撃し、奥さんに対して――、

旅行? よく病院休めたね、うらやましいわぁ。

こっちはさぁ、竜神大橋の工事がストライキで中止になっちゃって、夜遅くまで会議ですわ。

今日も現場に頭下げにいかないと。

って感じで奥さんに向かって朝から嫌味ったらしくつっかかりました。

このキムタクのセリフを聞いて「誰からも好かれるような人たらしな人間がこんな神経逆なでするような態度を取るのかなぁ」というのが純粋に引っかかりましたね。

それから監獄にぶち込まれた後、チンピラに「舐めた真似しない方が身のためだよ」って言われたら。

そちらこそ気を付けてください。

皆さんの事、ケガさせたくないので。

みたいな感じで、わざわざ人を挑発するようなことを言ってトラブルの火種を作ったりするのが、「誰からも好かれる人たらし」設定とかみ合わないなぁという風に思いました。

あと「現場バカ」のくせして小奇麗で現場感ゼロなのはテレ朝の忖度なのかシンプルに作り込みが甘いのかはよく分かりません。

とにかく設定を盛りすぎなので、細かいところで辻褄合わない感は出ていました。

あっ、もしかしたらここまでパウラの感想を聞いたお兄様とお姉様は、

さっきからキムタクの話しかしてないじゃん!

もうキムタクの話は良いからほかのキャストとかストーリーとか、ドラマとしての完成度や見どころについて語ってくれよ!

って感じで思ったかもしれません。

しかし最初から言ってる通り、このドラマの見どころは「キムタク」だけです。

実際にドラマを見れば分かりますけど、このドラマ、ぶっちゃけて言うとテレビ朝日が「キムタクかっけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」に全振りしているドラマです。

なので、ストーリーの進行もキムタクのためのストーリーですし、

土台の狩山陸の設定もドラマの舞台設定も、そして他の「主役級」の豪華キャストたちも、

基本的にはテレビ朝日が用意した「キムタクかっけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」のための舞台装置って感じでした。

まとめと視聴率

言い忘れてましたけど、別に見る価値がないほどつまらないドラマとかでは決してありません。

なぜなら「テレビ朝日が開局65周年記念にキムタクかっけぇぇぇぇぇに全振りした件」というギャグドラマとしては最高峰のドラマだからです。

絶対に億単位のお金と何百人ものスタッフが動いてるはずなのに、

それを全て「キムタクかっけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」に全振りするなんて凄すぎると思いませんか?

興味がなければわざわざ見なくても大丈夫ですが、まぁ一部を除いたら酷いテレビドラマばっかりな中ではマシなクオリティだと思いますし、

パウラは「木村拓哉がテレ朝開局65周年で異世界びりーぶしちゃった件」というギャグドラマとして見てたので、最高に楽しめました。

いやー、まさかテレ朝がここまでドラマとしての楽しさよりも、キムタクの接待に全振りするとは思ってもみませんでしたね。

裏方のスタッフさんたちを含めて、キムタクを接待するために何百人という大人たちが億単位のお金を使ってキムタクをよいしょするために全力を尽くしているんだと思うと、

そのテレビ界隈様の全力を予測できなかったので、パウラの負けですね!

ただこれがテレビ朝日が全力でボケ倒すギャグドラマだからこそ、連ドラじゃなくてただの2時間スペシャルドラマにしておけばよかったんじゃないかなぁと思います。

せっかく第1話では水増しの世帯視聴率でとはいえ、11%も取れたわけですし、

2時間特番とかだったらストーリーでボロが出ても「まぁ2時間ドラマだしね」で終わったと思いますが、

たぶん視聴率のことも含めると、これからどんどんネット記事あたりがボロカスに言うような予感がします。

あっ、ちなみに既に第3話の視聴率も出ているようなので念のため視聴率についても見ておきますと、こんな感じです。

第1話の視聴率が世帯で11.7%、個人で6.8%。

第2話の視聴率が世帯で10.1%、個人で5.9%。

そして第3話の視聴率が世帯で9.6%、個人で5.8%とのことです。

水増しされた数字である世帯視聴率でとうとう2ケタを切ってしまいましたが、

ご覧のとおり、実態に近い数字である個人視聴率では5%台をキープしているようです。

下げ止まってよかったなテレ朝!

ということでびりーぶを見たパウラの感想でした。

キムタクを接待するテレ朝の本気が見たい人は、ぜひ概要欄のリンクからびりーぶしましょう。