今回の話題
日テレが2024年4月からおこなった「土曜改革」にてスタートさせた2連続のドラマ枠。
日テレは土曜日の夜の時間帯における番組の改編を行い、若者の視聴者層をつかむため2連続でドラマを放送する番組改革を行った。
しかしこの土曜日の連続ドラマ枠は早々に低迷し爆死。
4月に改革したばかりにもかかわらず、早々に番組制作のトップである編成局長が降格となる事態になったとネット記事が報じる事態に。
そしてとうとうこの土曜改革後の日テレ土曜ドラマがコア視聴率で0%台をたたき出し、ネット記事が「存亡の危機」と報じる状況となった。
まずこの話の前提となる「コア視聴率」について説明すると、このコア視聴率とは、テレビのスポンサーがメインターゲットとする13歳から49歳までの年齢層の視聴率を言う。
テレビにお金を出す大手スポンサー企業たちは、購買意欲が強いとされる13歳から49歳までの年齢をコア層と呼び、
テレビ局がそのコア層の視聴率を「コア視聴率」と呼び、テレビ業界はこのコア視聴率を最重要視しているとされる。
つまりテレビ局はスポンサーからお金が欲しいがために、このコア層がたくさん視聴してくれる番組を作ろうとしているということ。
特に日テレは、ネット記事によれば「2024年4月以降、各番組の評価はコアのみとする」というほどに、このコア視聴率に強くこだわっている模様。
そして日テレは、2024年4月から「土曜改革」と呼ばれる土曜日夜の時間帯の番組改編をおこなった。
日テレは2024年4月の土曜日夜20時から22時の時間帯を「音楽、ドラ、ドラ、土曜夜!」を合言葉に、音楽番組とドラマ二本立ての時間帯として改編。
この時間帯に放送していた人気長寿番組を切り捨て、2枠連続でテレビドラマを放送するという番組改変を行った。
このことを取り扱ったネット記事によれば、日テレは「新しく生まれ変わる日本テレビにご期待ください」などと自信をにじませていた。
しかし日テレは「番組の評価はコアのみとする」と言いつつ4月に「土曜改革」を行ったにもかかわらず、
そのドラマ枠で、なんとコア視聴率で0%台をたたき出す驚異的な事態に陥った。
そのコア視聴率0%ドラマが、日テレオリジナルドラマの「街並み照らすヤツら」。
この「街並み照らすヤツら」は、初回放送の4月27日でコア視聴率で1.8%だったが、5月25日の放送にてなんとコア視聴率0.8%と、とうとうコア視聴率0%台を叩き出したという。
この「街並み照らすヤツら」は、もともと放送予定だった小学館の「たーたん」が制作中止になったことで、その代替ドラマとして日テレがオリジナルで制作した。
つまりある意味では原作に頼らなかった場合の「日テレの本当の実力」が現れてるドラマと言い換えることもできる。
日テレ「土曜改革」で初めて放送された日テレオリジナルドラマにてコア視聴率で0%台を取ってしまったという、ある意味で象徴的な事態ともいえる。
そしてもう一つの土曜日21時放送のドラマ「花咲舞が黙ってない」も、4月27日でコア視聴率が1.7%、5月25日も1.8%と1%台を連発。
「街並み照らすヤツら」の2倍以上の数字のため悪くない数字に思えるかもしれない。
しかし他局と比較すると、フジテレビの月9枠で放送中のオリジナルドラマ「366日」の4月22日放送回のコア視聴率が2.3%ということで、フジテレビにすら勝てていない状態。
なおフジテレビの月9枠は去年の夏ドラマ「真夏のシンデレラ」以降で視聴率歴代ワーストを記録して以来、その絶不調が今に至るまで続いている状態。
つまり日テレの「花咲舞」は、そんな絶不調のフジテレビにすらコア視聴率で負けているというのが現実という事になる。
さらに原作に頼らない「オリジナルドラマ」同士の比較で見れば、日テレの「街並み」は、フジテレビ月9「366日」の三分の一しか視聴率が取れていない。
この「日テレ土曜ドラマコア視聴率0%台」を扱ったピンズバNEWSのネット記事では制作会社関係者の声が紹介され、「枠の存続も危ういような非常に低い数字」だと指摘。
事実この大苦戦は早々に日テレの人事にも影響が出たらしく、
デイリー新潮のネット記事によれば、日テレの6月1日付の幹部人事にていわゆる番組制作のトップである編成局長が降格となり、制作現場に激震が走ったという。
デイリー新潮の記事によれば、日テレの上層部は「このままだとマズい」と思っているようで、取材に応じた日テレ関係者は「何とか手を打たないと……」とボヤく言葉で記事を締めくくっている。
参考記事
パウラの感想
フジテレビ様、月9枠がワースト爆死状態にもかかわらず、日テレのオリジナルドラマよりも高い視聴率をとれたとのこと、おめでとうございます!
フジテレビのことを2年近く褒めて褒めて褒めちぎり、応援し続けたパウラ、股間の割れ目から謎液がほとばしるほどに嬉しかったです!
世間的には小数点レベルの低次元な争いに思われそうではありますが、
それでも日テレのオリジナルドラマより、フジテレビのオリジナルドラマのほうがコア視聴率で3倍もの成果をたたき出したのは事実ですからね!
もしかしたら日テレは「今回は制作期間がなかったからうまくいかなかっただけ」とか自分で自分に言い訳してるかもしれませんが、
プロの世界で「時間が無かった」は言い訳になりませんし、
なにより充分に時間があって原作の力をお借りしてる「花咲舞」と比べても、フジテレビ「366日」がコア視聴率で勝利してるわけですから、
フジテレビの方がドラマ制作ではまさっている証拠だと思いますね。
パウラはフジテレビ様の努力を知っています。
フジテレビ様はこの一年間、「真夏のシンデレラ」以降の月9ドラマで4回連続でオリジナルドラマを作り続けました。
そのせいで月9枠内では一年間ずーっと爆死状態という苦しい状態を続けていますが、
それでもオリジナルで作る努力を続けてきたおかげで、日テレには勝てているわけです。
ぜひこの調子で、オリジナルドラマで勝負し続けて日テレを圧倒してほしいです。
だいぶ昔、パウラはフジテレビの爆死っぷりを目の当たりにして、
「フジテレビはもう過去の名作を再放送する地上波初の再放送専門チャンネルになったら」みたいな侮辱的なことを言ってしまいましたが、
当時のパウラは本当に見当違いなことを言っていましたね。
地上波初の再放送チャンネルになるべきは日テレでした。
当時、見当違いなことを言ってしまったことをフジテレビ様に深くお詫びします。
令和の王様にして勝ち組の集まりであるフジテレビ様、
ぜひフジテレビ様は素直な王様として日テレにだけは負けないでください!