冒頭
パウラはテレ朝のキムタク推し活ドラマ「Believe」については、純粋にドラマを見た感想だけをお届けしたかったんですよ。
これは本当にマジです。
しかしbelieveの第5話と第6話を見たところ、思い浮かんだ感想が「ツッコむ気も起きないくらい退屈でした」で終わってしまうので、動画が1分ももちません。
したがってこれはパウラを退屈させたテレ朝への愛の鞭という事で、
今回は前半で「believe」のあらましを振り返りつつゴシップをお届けし、後半にドラマを見たパウラの感想をお届けしようと思います。
今回のゴシップ
テレビ朝日が現在放送中のキムタク主演の木曜ドラマ「Believe-君にかける橋-」。
5月30日に第6話まで放送された中、テレビ朝日はこのドラマが4月期のテレビドラマの中でトップにいることから「好調アピール」をしている。
しかし実態をよく見たら「好調」とはかけ離れているということで、ネットから「好調アピールが痛い」とダメ出しが殺到している。
このドラマはテレビ朝日が開局65周年記念ドラマと銘打ち、キムタクを主演にその脇を天海祐希や竹内涼真など「主役級豪華キャスト陣」で固めたテレビ朝日オリジナルのドラマ。
キャストが超豪華であることに加えて製作費も破格で、ドラマの予算が通常1話あたり3000万円のところ、このドラマは1話8000万円はかけて作られていると言われている。
ストーリーは、橋などの設計者として大手ゼネコンで部長をしていたキムタクが、東京都の一大プロジェクト「龍神大橋」に従事。
その建設中に爆発事故が起き、その罪を負うかたちでキムタクは刑務所に。
キムタクは実は冤罪で、会社の社長にお願いされ、事実を隠蔽するために罪を背負って刑務所に入れられた。
第1話にて、刑務所に入れられた後、天海祐希演じる奥さんが余命一年と知り、キムタクは自分の無実を晴らすため脱獄を決意。
第2話にて、刑務所暮らしをしつつ脱獄の計画を練るも失敗した挙句にあばらを折り、病院送り。
第3話にて、なぜか刑務官に手助けされて脱獄に成功。
第4話にて、冤罪の証拠を入手するために会社の部下の力を借りるも失敗。
第5話にて、知り合いの工務店のオッサンになぜか拉致され東京から静岡に移動。
第6話にて、キムタクは自分が冤罪を被った爆発事故の裏に「巨大な陰謀がある」と知り、刑事役の竹内涼真と手を組み真相を突き止めるため再び奔走する。
という感じになっている。
そしてテレビ朝日は、このドラマについて「好調」をアピールしている。
5月28日の定例社長会見にて、テレビ朝日の社長は「Believe」について言及。
4月期のドラマについて「『特捜9』『Believe―君にかける橋―』が視聴率で日本連続ドラマの上位にランクインしています」とし、
特に「Believe」については「視聴率的にもトップ5。2位に入っていて、配信もよく回っているということで、大変手応えを感じています」とのこと。
しかしこのテレビ朝日の「好調アピール」に対して、ネットではツッコミが殺到しているとネット記事が指摘。
「テレ朝社長の“好調アピール”にツッコミ殺到」と報じたSmartFLASHのネット記事によれば、
主演はもちろん、周りも本来主役級レベルの豪華キャストなのに全然話題になっていない。いろいろ、もったいない気がする。
Believeを好調で手応えを感じているのなら、テレ朝はこの程度で満足、今後のドラマは期待できないということになる
主役以外のキャスティング見ればテレ朝が65周年記念で力いれてるの分かるけど10%もない視聴率で好調とはね 片腹痛いわ
という厳しいツッコミがネット上に存在するとのこと。
確かにテレ朝の社長が言う通り、この4月期のテレビドラマの中で言えば「Believe」は世帯視聴率などでは全体で2位の数字を記録している。
しかしこの4月期のテレビドラマは、全体的にそもそも不調。
また視聴率は基本的に右肩下がりの状態で、第1話の視聴率は世帯11.7%・個人6.8%だったが、最新の第6話の視聴率は世帯9.9%、個人5.8%と右肩下がり状態。
何よりも、最近ではもう聞かれなくなったが、そもそもこの「Believe」は、2023年に大ヒットしたTBSの「VIVANT」を意識したドラマと言われていた。
しかし「VIVANT」は回を追うごとに視聴率が右肩上がりを続け、最終的に世帯視聴率で20%超え。
一方で「Believe」は右肩下がりで世帯ですら1ケタ状態なので、テレ朝が当初期待していたであろう成果は得られていないと思われる。
また最近よく聞かれる、テレビ業界が重視するとされる「コア視聴率」で見ると「Believe」はかなり悲惨な状態。
ピンズバNEWSによれば、第5話の時点で「Believe」のコア視聴率は1.8%。
現在絶不調のフジテレビ月9ドラマ「366日」ですらコア視聴率で2%は超えていることを踏まえると、
このコア視聴率だけで評価した場合、「Believe」は絶不調のフジテレビにすら負けていることになる。
事実、Believe第5話のコア視聴率は同時間帯の主要民放キー局の番組で最下位を記録し、本来興味を持ってほしいはずの若者層がこのドラマに興味を持っていない様子が垣間見える。
テレビ業界がいま最も重視しているのが、13歳から49歳までの層に絞った視聴率である「コア視聴率」と言われているため、
それを考えたらテレビ朝日がアピールする「好調」とは程遠いと感じざるを得ない状態。
こうした状況のため、ネットではこのテレ朝の自画自賛を「好調アピールが痛い」とコメントする人も現れた。
「びりーぶ」第5話・第6話の感想
それではここからは「Believe」の第5話と第6話を見たパウラの感想をさらっとお伝えしますが、
まー、正直今回は本当に退屈でした。
物語は加速するどころか失速してます。
どうせ途中でシナリオが息切れするだろうとは思いましたから意外ではないですけどね。
第1話から第3話までみた感想を喋った時にも言いましたけど、
「たぶんキムタクはこの後日本を揺るがす壮大な陰謀を解決することになる」とは思ってたし、
あとやっぱり刑事役を演じる竹内涼真も、敵として現れたけどやっぱ味方になってキムタク助けてたんで、
「まぁどうせこうなるだろうなぁ」程度の気持ちで見てました。
ストーリー展開も、話が突拍子もないってこと以外は特に意外性もないですからね。
なので、第5話と第6話を見ていたときは、本当にどうでもいいことばっかり考えてしまい、
「キムタクはずっと肋骨折れてて痛がってるけど、これはキムタクの演技力をカバーするためにそういう設定にしてるのかなー」とか、
「やたら土木と建築は違うみたいな話しをしまくってるけど、そんなに初動で設定ミスをネット民にダメ出しされたのが悔しかったのかなぁー」とか、
「爆発事故で死亡者が出るシリアスなシーンで、爆発のエフェクトも吹っ飛ぶ人間もCG感丸出しだからギャグにしか見えないなぁ」とか
「キムタクの人たらし設定をキャストたちがゴリ押ししてるけど、キムタクは嫌味言ってる時の方が演技に熱入ってるからなんかちぐはぐなんだよなぁー」とか、
「現実の話を持ち出すのはナンセンスだけど、脱獄して違法捜査で得た証拠って証拠になるのかなぁー」とか、
そんな感じで、ドラマの本筋とは全然関係ないことばっかりが気になってました。
で、そんな風に思ってたら気づきました。
「あっ、パウラ、このドラマ見て退屈してる」と。
おいテレ朝、「Believeは好調です」とか自画自賛する暇があったら、
もうちょっと夢中になれるシナリオ考えてくれよ。
1話あたり8000万円くらいかけてなんでこんなに退屈なんだよ、アーン?