今回の話題
寄付金着服事件の一撃を食らい、世間から猛批判を食らっているにもかかわらず、今年もチャリティー番組「24時間テレビ」の開催を強行する日テレ。
しかし今年からスタートさせる日テレの新たなチャリティー企画に、医者が実名で「やめるべき」と緊急警告を出す事態に陥った模様。
それが「やす子とともに走るチャリティー市民ランナー1000名の募集」という企画。
「チャリティーマラソン」は例年開催されている24時間テレビの目玉企画で、今年のランナーに選ばれたのはお笑い芸人のやす子。
しかし今年のマラソンはそれだけでなく、日テレは市民ランナーを1000人募集し、やす子さんとともに走らせるという謎の企画をするとした。
日テレのホームページでは「全国の児童養護施設に募金マラソン みなさんもやす子さんと一緒に走りませんか?」という見出しとともに、
「新たな募金スタイルを生み出す第一歩として、一般の方が参加いただけるチャリティー市民ランナーを募集」とのことで、約1000名程度の一般市民を募集する模様。
市民ランナーの走行距離は3~5kmで、高校生以上の “ランナーの思いに賛同してくださる方” が条件、また日テレが販売している「チャリTシャツ」の着用が条件として義務付けられている。
これに対しては日テレの発表当日からネットで「熱中症の危険性があるのでは」と懸念の声が出ていたが、
この企画に対してなんと「やめるべきだ」と医師が実名で緊急警告を出した模様。
それについて取り扱ったのがSmartFLASHのネット記事。
SmartFLASHの記事では、自身も市民ランナーとしてマラソンに挑戦した経験のある医師が実名で「今回の24時間テレビチャリティーマラソンはやめるべきだと思います」と警告。
その医師はまず「熱中症の危険性を、軽視すべきでない」としたうえで、
お笑いタレントのやす子さんに対しては「トレーニング中も専門家のサポートがあると思う」としつつ、
一方で他の1000人の市民ランナーについては「やす子さんのような恵まれたサポート体制で走るわけではないでしょう」と指摘
例え短い距離であったとしても熱中症による事故が起こる可能性があるとのこと。
24時間テレビが放送される8月31日から9月1日の間も酷暑が予想されることから、医師は記事の中で炎天下での運動についての危険性を事細かに指摘。
もしも夏場にマラソンのような高強度の運動をする場合は徹底的な準備が求められ、
市民マラソン経験のあるこの医師も、普段のトレーニング、体調管理、レース中の休憩や水分補給など徹底した計画のもとで行っていることを説明。
もしも1000人もの市民が参加するマラソンを実施して、熱中症や体調不良者が続出したら、救急車が対応できない可能性があるとのこと。
この医師は最終的に「やはり医師としては、特に30度以上の真夏日には、チャリティーマラソンを中止すべきだと強く訴えたい」とし、
またSmartFLASHの記事では「別の形のチャリティー活動もあるのでは……」という言葉で記事を締めくくった。
これがヤフーニュースに掲載されたことでネットでは大反響。
コメントの数はパウラちゃんねるが確認した時点で4000件を上回るほどに。
ネットの反応としては――、
マラソンしないと募金が集まらないなら日テレがタレント用に準備しているギャラをそっくりそのまま寄附すればいいのではないかと思います
この酷暑でマラソンなんてする必要ある?
なぜジョギングをしている方が朝の涼しい時間にしているかを考えたら如何に危険かと言うのが分かると思います。
酷暑でもし命に関わる様な事までする必要全くないんじゃないんですかね。
テレビがいまだに昭和的だと思うのは「体を張って過酷な事をするのは良い事だ」と視聴者に思わせ、作る側も出演する側も信じて疑わず、誰も止める人がいない事。
頑張っている姿を見せたいのならマラソンじゃなくても良いでしょう。
などなど、そもそもチャリティー以前に、酷暑の中でマラソンをさせることをやめない日テレのやり方に対してネットではダメ出しの声が相次いで見られた。
パウラの感想
以上、日テレ渾身の新企画が実施前から終わってるお話のご紹介でした。
このお話につきまして、お兄様とお姉様はどう思いましたでしょうか?
それではここからパウラの感想ですが、
まぁたまには日テレに対しても感想を述べてやりましょうかね。
日テレ、よかったな!
もう魂胆の見え透いた素人同然の浅い企画しか考えられないお前らの代わりに、きちんとプロの人が指摘して「やめとけ」って言ってくれて、
これでもし誰もお前たちの事をストップする人がいなくてマジで一般人を1000人も走らせて熱中症で倒れる人たちが続出したりしたら、
ただでさえ瀕死の重傷な24時間テレビが、もう二度と再起不能になるところだったもんな?
お前ら日テレを見ていると、もう誰がどう見ても大丈夫じゃないのに「俺は事故なんか起こさないから運転しても大丈夫」とかイキって見事に逆走するおじいちゃんでも見せられてる気分になるんだけどさ、
今回は何も分かってないお前たちの代わりに、あらかじめプロの専門家がきちんと止めてくれて助かったぜ!
これで堂々とマラソンなんか辞めて、おとなしく募金活動に専念できるな!
え?マラソンしないと募金が集まらない?
大丈夫だよ!お前たち日テレの局員が一年分の給料を自分のお財布から出せばちゃんと募金は集まるって!
それに今年の24時間テレビはどういう訳か分からないけど、24時間を24人のタレントたちがつなぐ番組構成にするんだろ?
だったらその出演者たちが自ら進んで一人当たり1000万円くらい寄付金を出せば、それだけで2億4千万円も集まるし、
日テレの社員たちも一年分くらいの給料を出せば、かつてない金額の寄付が集まると思うんだよ!
お前たち日テレはこれだけ世間から批判されようとも、熱中症で倒れる人が現れる可能性があっても、
どれだけの犠牲を払ってでもチャリティーをやりたいくらいに善意に満ち溢れた連中だもんな?
だったら一年分の給料を寄付するくらい、むしろすすんでやりたいはずだもんな!
いやー、さすが日テレだぜ!
今年の24時間テレビはタレントと社員がかつてないほどの寄付をすることを、
パウラはハッピー謎液スマイルで応援するぜ!