フジテレビ渾身の夏ドラマ「新宿野戦病院」が「期待外れドラマ」呼ばわりされているけど割と普通のドラマなのにボロクソに言われているのが見ていられないので見ていきましょう!
ということでパウラが放送前から注目していたフジテレビ渾身の夏ドラマ「新宿野戦病院」を第四話まで視聴したので、
前半ではゴシップを、後半ではパウラが新宿野戦病院を見た感想をお届けします。
先に言っておくと結論、このドラマは「普通」です!
それでは本題に入っていきますが、先に言っておきます。
フジテレビ、これは悪口ではない、愛の鞭だ、いいな?
今回の話題
人気脚本家が脚本をてがけることから放送前から期待値の高かったフジテレビオリジナルドラマ「新宿野戦病院」だが、世帯視聴率でも8%を超えることなく右肩下がり。
ネット記事などでも「期待外れ」という声が取り上げられるなど、残念な結果となりそうだ。
まずこの「新宿野戦病院」について説明すると、このドラマはフジテレビのオリジナルドラマで小池栄子と仲野太賀を主演に新宿歌舞伎町を舞台にした社会風刺系ドラマ。
フジテレビ公式のイントロダクションには、
小池栄子さん&仲野太賀さんがダブル主演!
オリジナル脚本・宮藤官九郎さんによる初の医療ドラマ!
新宿・歌舞伎町が舞台の笑って泣ける
“救急医療”エンターテインメント!
とのことで、新宿歌舞伎町の病院を舞台に、ホスト、キャバ嬢、ホームレス、トー横キッズ、外国人難民など“ワケあり”登場人物を描いた社会風刺エンタメドラマ。
しかし、このドラマは回を増すごとに右肩下がりを続けている状態。
世帯視聴率で見ていくと、一番高かったのは初回放送で世帯7.9%。それ以降は右肩下がり状態で、第2話にて世帯7.1%、第3話で世帯6.4%、第4話も世帯6.4%の状態に。
この数字は過去一年間にわたり爆死を続けてきてしまったフジテレビの月9ドラマと比べたら、ほんの1%程度だけ良好という程度の数字。
また、人気が出れば回を増すごとに視聴率は上がっていくはずなので、右肩下がりということは視聴者が離れていることは間違いない。
もともとこのドラマは放送前から期待値が高かったようで、その理由は脚本を担当するのがTBS「不適切にもほどがある」を担当した宮藤官九郎のため。
しかし実際には右肩下がり状態になってしまったことから、爆死とまでは表現されていないものの、ネット記事では「思っていたのと違う」「期待外れ」などと言われてしまう結果に。
SmartFLASHなどが「期待はずれだったドラマ」という記事で紹介している感想コメントとしては――
「宣伝でおもしろそうだと思ったけど、いざ見てみると話がゴチャゴチャしすぎて追いつけない。気楽にドラマをみたい派の私には合わなかった」
「小池栄子ががんばってるのは認めるけど、やっぱりあの英語の発音はつらい。クドカンも『不適切』はよかったけどねえ」
「医療ドラマかと思ったらただのドタバタコメディだった」
というコメントを紹介。
一方でこのドラマを面白いと評価する声もあり、
あり得ないような設定のキャラを小池栄子さんが大げさに演じるのが面白い。
リアリティを求める視聴者には合わなかったんでしょうね。
岡山弁と合わせて英語も岡山なまりで喋ってるのかな?って感じで役に合ってる
あのオーバーすぎる演技もいいしキャスティングもよく考えられてる
という感じで評価する声などが見られた。
パウラの感想「普通です」
それではここからは実際にパウラが新宿野戦病院の第四話まで視聴した感想をお届けしますと、
最初に言った通り「普通」です。
超面白いとも超つまらないとも思いませんでした。普通です。
新宿野戦病院はパウラが追いかけている月9の「海のはじまり」みたく画面も話の内容もずっと暗くて、見るのが苦痛になるみたいなことはないですし、
2023年にさんざん爆死しまくったあのフジテレビが作っているにしては、そんなに悪くない出来だと思いました。
ただ、パウラがこのドラマに期待していた内容からは外れていたので、そのせいで「つまんなくないんだけど別に普通だなぁ」って感じになっちゃいましたね。
パウラはそもそも、新宿の病院を舞台にした脳みそフジってるギャグ満載の「歌舞伎町あるあるコントドラマ」みたいなものを期待していたんですけどね。
ですが実際に放送がスタートすると、第一話のうちは比較的ギャグ要素が強かったのが、回を追うごとに社会風刺的な話が強くなってって、
「別にそういうのが見たいわけじゃないんだけどなぁ」って思ってしまいました。
そもそもテレビの人たちは社会を風刺できるほど社会のこと分かってないんだから、そんなテレビが社会を風刺しようとしてもかなり浅いんですよね。
特に歌舞伎町を風刺したければ、週刊誌の人たちくらいディープなところまで調べ上げて描いてほしいもんです。
話が逸れるんですけど、動画投稿主ことパウラのプロデューサーさんにとって新宿歌舞伎町って比較的なじみがある場所なので、
新宿野戦病院で描かれる新宿の人間模様は別にデフォルメにもなってなくて、ぶっちゃけ嘘くさいなと思いました。
で、回を増すごとに社会を風刺しようとして失敗しているうえに、
さらには第4話あたりから登場人物たちのややこしい関係性とかも描かれるんですけど、
正直それが面白さにつながっているとも感じられませんでした。
「海のはじまり」でも思いましたけど、無駄に重い過去とか人間関係をややこしくすれば話が面白くなる的な発想は、いいかげん辞めて欲しいなと思いました。
フジテレビは「笑って泣ける“救急医療”エンターテインメント」とか言ってますけど、
そうやって笑って欲しいのか泣いて欲しいのかをはっきりさせないから、中途半端になっちまったんじゃないのと思いましたね。
ただ酷評するほどつまらないわけでもないです。
キャスト陣もテレビドラマで求められる演技をしっかりとこなせる役者さんが揃ってると思うし、
あと一番素晴らしいのがナース姿のドランクドラゴン塚地さんで、普通に毎回毎回見てて飽きないくらいには面白いキャラです。
ただ大筋のストーリーに興味が湧くようなドラマではなくて、部分部分でのコントとして出来が良いかなというレベルです。
おいフジテレビ、だから普通にコメディをやれとあれほど。
という感じなので、つまらないとまでは言いませんがそこまで面白くもないですね。
ですがみなさん、忘れてはいけません!
いまどきのテレビ局が、原作に頼らずに普通に見れるドラマを作れるなんて、それだけで偉いんです!
あのフジテレビが普通レベルのオリジナルドラマを作れるなんて、偉い!
しかし唯一、これは擁護のしようのない最大の問題点があります。
それは水着の女の子のお尻が出てこないことです!
おいフジテレビ!このパウラがまるまる一年間「水着の女の子の尻を映せ」と言い続けたのにどうして水着の女の子の尻を出さないんだよ!
だから右肩下がりになってるんだよふざけんじゃねーぞ!