テレビCMさん、とうとう効果がないことが判明か!テレビ全盛期の2002年にキットカットのCMを中止した話で「テレビCMなんか時代遅れ」だとネットで話題になってしまう!
ということで恐らく誰もがうすうす気づいてしまっていた話ではありますが、
テレビCMが時代遅れであることが分かるお話がネットで話題沸騰しているのでご紹介したいと思います。
ということでまずご紹介するのはこちら、3月26日に掲載されたマネーポストWEBのネット記事、
「CMに何十億円投資しても売上も利益も変わらない」かつてキットカットのCMを中止したネスレ日本元社長・高岡浩三氏が考える“テレビCMの価値”「『広告しないと商品が売れない』は時代遅れ」
この記事はまず、大前提として2025年3月現在、大手スポンサー企業たちがフジテレビでのCMを一斉撤退した件を踏まえ、
フジテレビの看板枠である月9ドラマすら世帯視聴率1ケタが当たり前なほどに「視聴者のテレビ離れ」が顕著な中で、テレビCMはどれだけの価値があるのかという謎に対してアンサーの一つが紹介されてますね。
結論「テレビCMなんか時代遅れで価値なんかないよ」ってお話です。
この記事の内容は、主に「キットカット」で有名なネスレ日本の元社長である高岡浩三氏のインタビュー内容がメインで、
記事によれば、高岡さんは社長就任する前である2002年頃、まだテレビがメディアの王様で、ネットもまだアングラ感がありスマホもない時代に、
テレビCMが広告の中心だった時代にもかかわらず、人気商品「キットカット」のCM中止をマーケティング担当者として決断された方なんだそうです。
この当時、キットカットのテレビCMには華やかな女性タレントをCMに起用し、毎年20億円以上の広告費を使っていたらしいのですが、
それについてマーケティング担当となった高岡さんはこのテレビCMの効果を疑問視。
CMに20億円も使っていたのに、キットカットの利益率は2~3%しか上がらなかったそうです。
そしてマーケティングの本を読んで勉強し、テレビCM以外のPR作戦を実践するようになり、それが大成功を収めたそうです。
ではそんな高岡さんから見てテレビCMはどう見えるのでしょうか?
記事から抜粋して紹介すると――、
今の消費者は広告ではなくSNSの口コミを見て商品を選びます。
だからこそ、人が人に伝えたいようなニュース性のある商品をクリエイティビティで作る必要があり、同時にネットの声をいかに拾うかが問われます。
逆に言えば、本当にみんなが欲しいと思う商品やサービスであれば、あえて広告はしなくていい。
それがインターネットの時代だと思います
テレビCMはこれから世に出す新ブランドや新商品の認知度を高める効果はありますが、そのブランドや商品が定着して利益を生み出すヒット商品になるかはわかりません。
しかも、例えばネスカフェやキットカットのような誰もが知っているブランドはCMの効果が少なく、コストパフォーマンスが非常に悪い。
単なるイメージ広告だけ一生懸命やっていても、売上も利益も上がらないんです。
テレビCMは広告メディアのひとつとしてこれからも絶対に生き残ります。
ただし、広告をやらないと商品が売れないという考え方は、時代遅れだと思います。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6323d5e558442e8c1d48e2d59c9fabd789bcbafa
というふうに、テレビに対してお金を出す側の企業の視点から語っておられました。
そしてこれを立場を逆転させ、テレビ界隈視点から見るのであれば、
「番組の合間にテレビCMをねじ込む戦略でスポンサーから多額のお金をむしろうとするビジネススタイルはもう時代遅れ」というお話・・・っぽいわけですね。
ちなみにこれは先日も動画にて紹介したものとなりますが、今年の1月に経済評論家の渡邉哲也さんの投稿によると――、
だそうですね。
こうした感じで「テレビCM時代遅れ説」が有力視されている中で、反対意見もあるのでそれを紹介したいと思いますが、


とのことで、テレビCMだって価値はないと言いきれないんだぞと反対意見を述べる方もいらっしゃいますね。
あっ「CM流すことでテレビで悪い評判を流されなくなるから間違いなく価値はあると思います」とか、そんな余計なことは思っても言わないでくださいね!
いまは宣伝効果という意味での価値を話しているだけなんです!
では、実際にここ最近、あのフジテレビ問題が起きた後に、あえてフジテレビだけでテレビCM流すと決めた企業さんの事例から見ていきたいと思いますが、
こちら2月8日に投稿されたもので、格闘技「BreakingDown」をテーマにした映画「BLUE FIGHT~蒼き若者たちのブレイキングダウン~」という映画のテレビCMを、
あえてフジテレビだけで流したというお話です。
長すぎて全部は読む気になれないので、一部を抜粋して紹介すると――、
本日 2月8日(土)~2月11日(火)までの4日間、映画 「BLUE FIGHT」のテレビCMが放送されます。
放送局は、今話題のフジテレビです。
実は、CM放映の背景を話すと「キー局すべてに放送するか」「それともフジテレビに絞るか」でチーム内でも議論が分かれました。
過ちを簡単に許してしまうことは正しいとは思いません。けれど、一度の失敗で一生立ち上がれないような社会もまた違うのではないか、と。
世間には過ちを批判する人がたくさんいてくれる分、僕たちはこのスタンスを取ることができています。
https://x.com/mizoguchi_yuji/status/1888034970549330182
とかいう、正直言ってよく分からない理由でフジテレビで映画のCMを流すことにした模様です。
ではこの映画「BLUE FIGHT」のテレビCMをフジテレビで流した結果、この映画の興行成績はどうだったのでしょうか?
きちんとニュースになってないのでよく分からないのですが、こちら「元編集長の映画便り」という方のポストによると、
とのことで、およそ一か月近く経過しても1億円に届かなかった模様です。
つまりそういうことですね。
それでは最後はいつも通り、パウラのハッピー謎益スマイルで締めくくりましょう!
これからもテレビCMには謎のご利益がありますように!