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指原莉乃「サシハラスメント」が大炎上する
元AKBでタレントのさっしーこと指原莉乃のサシハラスメント案件がネットで炎上。
2月の終わり辺りから、さっしーこと指原莉乃が過去にはたらいたセクハラ行為がネット記事やSNSなどを中心に掘り返され炎上している。
主にネットで炎上しているのは、今から10年前の2014年、TBSのバラエティ番組にて行われたさっしーのセクハラ行為動画。
ネット記事やまとめサイトなどでは他にもさっしーのセクハラ案件についてほじくり返されたりしているが、主に燃えているのはこの動画。
これが「サシハラスメント案件」という事でネットで猛烈な勢いで大炎上した。
どうしてさっしーがここまで炎上したかというと、これは松本人志に炸裂した文春砲に対するさっしーのコメントが原因。
さっしーは2023年12月29日、フジテレビの情報ワイドショー番組である「ワイドナショー」に唯一の女性コメンテーターとして出演。
松本人志の文春砲について取り上げた回だったが、松本人志の文春砲の内容について――、
「8年前のことっていうニュアンスも私はすごくよくない風に感じていますね」
「時間が経っても同じように扱うように思うので」
という感じで、「セクハラに年数は関係ない」とかなり強い言葉でコメントした。
このワイドナショーでのコメントがブーメランとなり、「自分を棚に上げてなにいっとんじゃ」という感じで大炎上した。
テレビ&芸能「昔は問題なかった」「今更叩くネットがおかしい」とコメント!?
パウラちゃんねるでの本題はここからで、この「サシハラスメント案件」について、テレビ業界や芸能界が興味深い反応を示した。
テレビ関係者や芸能関係者はこの「サシハラスメント案件」について、
「過去のタレントの行為を今さら叩くなんてネットのやり方はフェアじゃない」という感じの気持ちになっている模様。
まず東スポのネット記事で紹介されているテレビ局関係者のコメントは――、
「SNS上では『セクハラ行為では?』『過去でも許されない!』などと炎上中」
「もっとも、番組では『告発!サシハラスメント』とのテロップで企画として放送されて終始、スタッフと思われる笑い声も聞こえる」
「今、放送したら問題ですが、10年前の番組での1コマでバッシングされるのは気の毒といえるかもしれません」
指原莉乃10年前の「サシハラスメント」炎上に同情の声 止まらぬネットの過去調査 より
という風に、あたかも当時はまったく問題ないどころか「笑い」として受け入れられていたという認識を示した模様。
また同じく東スポのネット記事で紹介されている芸能プロ関係者のコメントは――、
「昔のバラエティー番組では、今の価値観ならパワハラ、セクハラになりかねない行為や発言が散見される」
「コメンテーターとして今、発言しても、昔の番組での発言や振る舞いが掘り起こされ、『おまえもだろ』などと批判されてしまう」
という感じ。
指原莉乃10年前の「サシハラスメント」炎上に同情の声 止まらぬネットの過去調査 より
またピンズバNEWSのネット記事にて民放キー局関係者が長文のコメントを紹介しているので、それを一部抜粋すると――、
SNSを中心に過去の言動が掘り返され、拡散されて、その責任を追及するケースが急増しています
業界内では“さすがにやりすぎではないか”という論調も出ています
今のコンプラ基準で考えたらアウトな過去の言動は、多くのタレントにもあるはず
昔と今ではコンプラの基準が違いすぎます
現代に当てはめて過去の言動を断罪するのは“やりすぎではないか”ということですよね
影響力のある人物が言及するとさらに拡散し、メディアもそれを報じる流れになってしまう
SNSユーザーは特に、偉そうに発言していた人が、過去に同様の行ないをしていたという“ブーメラン”に厳しいですよね
ただ、メディア内部からも“さすがにやりすぎなのではないか”“もうタレントがいなくなってしまう”という声も上がり始めていますね
指原莉乃、10年前のサシハラスメント炎上の流れは小山田圭吾騒動から…芸能界では同情の声も燃えさかる理由 より
という感じ。
またこのキー局関係者は今問題になっているサシハラスメント案件が10年前のものであることから、
「指原さんも今なら絶対こんなことはしない、テレビも大問題になるから絶対にしませんよ」と、今と昔とでは違うという事を強調した。
これらのテレビ・芸能関係者の共通の認識を強引に要約すると
「過去のタレントの行為を今さら叩くなんてネットのやり方はフェアじゃない」という感じで考えていることがうかがえる。
【見解1】タレントがコメンテーターに進出したのが最大のアダ!?
指原さんの件だけでなく、芸能人がここまで炎上するようになった最大の原因は、
決して上品な世界とは言えない芸能界のタレントたちが、
真面目に生きてる人たちが大半である社会に対してワイドショーでコメンテーターとして物申すようになったツケといえるのでは?
タレントたちが言うところの「一般人」は、少なくともテレビや芸能人の100倍は真面目に生きている人たちが大半。
そんな世間一般の人たちに対して、決して上品な生き方ができてるわけではない芸能人たちが、
ワイドショーや情報バラエティー「コメンテーター」という都合のいいポジションを取り、
自分たちを棚に上げて物申し続ければ、どこかのタイミングで世間から反感を買うのは常識的な感覚があればわかることではないでしょうか?
【見解2】「昔は問題なかった」は大嘘。実態は「昔はそうした声をテレビが無視していた」だけ
現代と過去の最大の違いは、コンプライアンスの変化ではなく、テレビ業界が気づかずに弱体化し、インターネット上の声を無視できなくなったことでしょうか?
業界は「昔はセクハラとされるような番組内容も問題視されなかった」というある種の「嘘」で印象操作をしているようですが、
実際には「昔は視聴者のクレームに対して”見たくなければ見なければいい”という態度で対応していた」というのが現実に近いでしょう。
昔も今も、テレビ番組でのセクハラ行為に対して拒否反応を持つ人は一定数はいたはず。
しかし、昔は高視聴率と多くのスポンサーを後ろ盾に、テレビはそうした都合の悪いクレームを無視し続けていたのではないでしょうか?
今はそのような声を無視することが難しくなり、長年世間の声を聞かず、上品とは言えない番組を作り続けてきた結果、
それが今になって掘り返されて、ツケを払うハメになっているだけではないでしょうか?
「昔はこの程度のセクハラは問題なかった」「現代のコンプライアンス基準で過去の行為を批判するSNSは理不尽だ」というコメントは、
「テレビの衰退は自分たち以外の全てが悪い」というテレビ業界特有の姿勢を感じるコメントと言えるでしょう。