まえおき
ということでパウラがフジテレビの月9ドラマ「海のはじまり」を見たので、今回はこのドラマについての話題をまとめたうえで、ドラマの感想を喋りたいと思います。
お兄様、バッチリおすすめポイントもあるので、たぶんこの動画を見終わる頃にはこのドラマを見たくなりますよ!
ということでまずは話題から見ていきたいと思いますが、本題の前にあらかじめ言っておきます。
フジテレビ、これは悪口ではない、愛の鞭だ、いいな?
話題まとめ
フジテレビの夏の月9ドラマ「海のはじまり」は月9枠の消滅を食い止められるのか?
フジテレビの看板枠であったはずの「月9枠」のドラマ。
2023年には夏と秋にわたって二連続で「月9ドラマ」のワースト記録を叩き出し、なんとまるまる一年間にわたり、水増し視聴率の世帯視聴率ですら2ケタを取ることができず、
ネット記事などによれば「この調子が次の夏ドラマでも続けば、月9枠の消滅という最悪の可能性もある」とのこと。
そんなフジテレビを背負ってスタートしたのが夏の月9ドラマ「海のはじまり」。
このドラマはSnow Manの目黒連を主演に、フジテレビが完全オリジナルストーリーとして制作した「親と子の愛の物語」。
あらすじをざっくり説明すると、サラリーマンの目黒連は今カノ役の有村架純と同棲していたが、ある日電話がかかってきて大学時代に交際していた元カノの訃報を知る。
そして元カノのお葬式に参列すると、元カノには「海ちゃん」という6歳の一人娘がいて、しかもその子は元カノが内緒で出産した目黒連の子供だった。
元カノは交際当時に目黒連の子供を妊娠したが、中絶をしたフリをしてなぜか出産を選択。
しかも妊娠している間になぜか目黒連を一方的に振り交際終了していたので、目黒連は自分の娘が生まれていたことをそれまでずっと知らなかったという状態。
第一話では、父親の存在を知った娘である海ちゃんが、有村架純と同棲している目黒連の自宅に押し掛けたところで終了した。
このストーリーが「まじもんのホラーじゃねーか」という感じでネットで話題に。
フジテレビはこのドラマを「親子の愛の物語」という感じで紹介しているが、ストーリーの内容は今見てきた通り、とてもさわやかな親子愛を描くような内容ではない。
また展開や描写もなぜかホラーテイスト。
目黒連はドラマの中では「月岡 夏」という名前で劇中ではみんなから「夏くん」と呼ばれているが、
第一話のラストで「夏くん」の自宅に押し掛けてきた娘の海ちゃんは、
「お父さんと一緒にいたい」とかではなく、「夏くん、海のパパでしょ。夏くんのパパ……いつ始まるの?」というふうに問いかけるなどして視聴者を戦慄させた。
そして視聴率について、「海のはじまり」は世帯視聴率で8.0%を獲得した。
またしても2桁スタートを取れなかったものの、過去一年間の前4作品と比べるとこれはトップの数字。
全て第一話の数字で見ていくと、去年の夏の「真夏のシンデレラ」が世帯で6.9%、「ONE DAY」が世帯で7.8%、「君が心をくれたから」が世帯で7.2%、「366日」が世帯で7.2%。
つまり過去一年間の中で世帯視聴率で言えばトップを取ったことになる。
こうしたことからフジテレビの港浩一社長も7月5日の会見にて「月9は良いスタートを切ることができた」とコメントした模様。
しかし本当にそうなのか?
そもそも世帯視聴率は実態の伴わない数字という事でテレビ局は使っていない数字なので、より実態に近い個人視聴率で見ていくと、
「海のはじまり」の個人視聴率は4.6%だった。
この数字は夏に月9ワーストを更新してしまった「真夏のシンデレラ」の個人4.0%よりは高いものの、
去年の秋クールの月9である「ONE DAY」の個人4.8%よりは低い数字となっている。
ちなみにこの「ONE DAY」は、最終的に回を追うごとに「真夏のシンデレラ」よりもさらに数字を落としてしまい、なんと真夏のシンデレラに続いて月9の歴代ワースト記録を更新してしまった。
また、「君が心をくれたから」は個人4.5%で、「366日」は個人4.1%。
つまりより実態に近い個人視聴率で見ると、「月9消滅の可能性」を生んでしまった視聴率と同水準の数字しか取れなかったという事になる。
もちろんこれから右肩上がりで数字が伸びていく可能性も残されているので、第一話の段階で「爆死」と決めることはできない。
視聴者からは既に「登場人物たちの倫理観が現実離れしている」と設定面で不評が目立つが、フジテレビはこのドラマに「かなりの自信」がある模様だ。
「海のはじまり」第1話パウラの感想
まずパウラは前から何度も何度も何度も何度も文句を言ってるけど治らない悪癖について指摘しておきましょう。
おいフジテレビ、「初回放送SP」とか抜かして時間を無駄に延長すんのやめろよ。
ただでさえ30分で充分なレベルの内容を60分にしてるから内容スッカスカなのに、
それをさらに初回スペシャルで90分とかにされるとそれだけで見る気が失せるんだよね?
パウラはTverで倍速視聴したけどそれでも見るの面倒くさかったんだぞ、アーン?
ということなんで、まぁ特に最初の20分くらいがマジで見るのダルかったです。
Tver時間で20分くらいまでは、基本的に目黒連さんと今カノ役の有村架純さんがなんかボソボソと喋ったり、
目黒連さんと元カノがなんかボソボソとしゃべってるだけで特に見ごたえのあるシーンもないんですよね。
正直この時点で離脱しようかなと思いました。
あと画面が全体的にやたら暗かったです。
わりと最初の段階で元カノの訃報とお葬式のシーンが入るのでまぁそれが暗いのは仕方ないかもしれませんけど、
有村架純さんとの食事のシーンとか、あとは元カノとの回想シーンも楽しいデートの回想のはずなのに、そんなシーンですらまるでホラー映画みたいに全体的に暗いんですよね。
ここまで夏のさわやかさを消し去ることができるのはある意味でフジテレビらしい撮影技術の高さなのかもしれません。
あとは何ですかね、話の内容とキャストの演技については特にコメントすることもないですかね。
なんかネットでは「脚本の内容が重いしホラーすぎる」とか「キャラクターの倫理観が現実離れしてる」って感じでツッコまれてるみたいですが、
パウラ的には正直内容の薄さのせいでそんなツッコミを入れる気にもなりませんでしたね。
むしろそれなら「二股した挙句に浮気相手の子供を妊娠した彼女となぜか結婚しようとする男の子」が脇役で出てきた「真夏のシンデレラ」の方がよっぽどぶっとんでると思いますからね。
こうしてみるとアレです。テレ朝渾身の「Believe」は序盤のツッコミどころ満載の脚本と主役級豪華キャスト陣の演技力が見れたのでメッチャ楽しめたんだなーと今更思いました。
そして最後に最大の問題はこれです。
おいフジテレビ、エキストラの水着の女の子の尻はどうした?
これが出なかっただけでマイナス100点だ。
まぁ愛の鞭ばっかり振るってしまいましたが、一つだけ素晴らしい点があります。
それは一人娘「海ちゃん」役の子役がマジで天使でかわいかったということです!
この子役の演技を見られただけでも見て良かったと思いました。
特にラスト10分前あたりの、海ちゃんがドアに頭をぶつけて頭を押さえる「いたたー」なポーズを取るシーンがとっても尊かったですね。
お兄様・お姉様、なんだかんだ言いましたがこのフジテレビ渾身の「海のはじまり」は、この子役をタダで見られるだけでも充分に価値があるドラマです!
ぜひ、Tver時間でこのドラマを62分05秒まで飛ばして、そこからジャスト8分だけご覧くださいね!
目黒さんや有村さんが好きな人は最初から見ていいと思いますし、子役の女の子が見たい人は最後の8分くらいだけ見れば十分です。
今更ですがフジテレビのドラマでストーリー展開だの人物設定だの、そんなものはどうだっていいんです!
なぜならパウラが以前から言ってる通り、フジテレビの作るドラマはドラマの皮を被ったタレントプロモーションビデオなんです!
だからそのタレントが好きならそのタレントを見られるだけで充分です!