TBSテレビマン「芸人に麻酔を使って死の瞬間を再現!」→日本麻酔科学会が激怒「断じて容認できるものではない」

とあるテレビマンが「麻酔を遊びに使ったバラエティ」を制作し、ネット番組として配信。

それが医療現場で使われる麻酔薬の実物を、本当に人体に使用したという事で、「日本麻酔科学会」が正式にSNSで怒りの声明を発表。

「テレビマンはマジで感覚が狂っている」ということでネットで大きな話題になった。

順番に説明していくと、話題になっているのはAmazonプライムにて配信されたバラエティ番組「KILLAH KUTS」という番組。

この番組は「地上波では放送できない企画をテーマに、芸人らが過激な企画に挑む内容」というコンセプトで制作されている。

この番組を制作しているのは、TBSの人気バラエティ番組である「水曜日のダウンタウン」の演出で知られるディレクター兼プロデューサーの藤井健太郎氏。

アマプラの説明においても

「水曜日のダウンタウン」の演出を手がける藤井健太郎が贈る…ヤバい&見たことのないを詰め合わせたオムニバス作品!

というふうに銘打たれている。

そしてこの番組の企画の一つが「麻酔ダイイングメッセージ」というもの。

番組内容をざっくり紹介すると、お笑い芸人たちを被害者役と刑事役の二役に分け、病院を訪れた被害者役芸人が事件に巻き込まれて殺されるというコント。

被害者役に対して番組サイドは「死ぬ瞬間の薄れゆく意識」を再現するため、静脈麻酔薬プロポフォールの実物を本当に使用。

この麻酔薬は人間ドッグなどで用いられ、注入開始からおよそ1分ほどで意識を失う麻酔とのこと。

被害者役の芸人は麻酔を注入され、ほどなくして眠りに落ち、その意識が薄れゆく中で残した被害者役のメモを頼りに刑事役の芸人が推理をする、という内容だった。

この「実際に本物の麻酔薬を使用した」という点がネットでドン引きされた。

SmartFLASHが掲載した記事によると、ネットの反応では――、

薬剤を投与して人が意識を失う過程をお笑いにするのは、マジで感覚が狂ってる

バラエティ番組か何かでこんな恐ろしいことやってたの?

ライン飛び越えすぎでしょ

という感じでドン引きしている声が殺到。

更にはこの番組内容に対して「日本麻酔科学会」の理事長が、正式にSNSで「静脈麻酔薬プロポフォールの不適切使用について」という見出しで怒りの声明を発表。

この声明の要点としては――、

静脈麻酔薬プロポフォールが、医療行為を必要としない人物に使用されたことに深い憂慮を抱いた。

静脈麻酔薬という適切な目的で医師の厳重な管理のもとで使用されるべきものをいたずらに使用する行為は極めて不適切。

ということで、バラエティ番組という「エンタメ」「遊び」のための目的として、本物の麻酔薬を必要もないのに投与したことを不適切とした。

なおこの「麻酔ダイイングメッセージ」を制作した番組サイドも麻酔薬を使用することについての危険性があることは理解していたのか、

番組においては「当番組における麻酔の投与は胃カメラ検査を目的とし 医師による監修のもと安全性に配慮した上で 通常検査で行われる方法と同様に実施しております」などと予防線を張るテロップが登場。

しかしこの「医師による監修のもと安全性に配慮した上で」という点についても、日本麻酔科学会サイドは批判。

「麻酔科医ならびに関連する医療従事者には、厳格なガイドラインに従って静脈麻酔薬を適切に管理し、いかなる場合にも不適切な使用を避けるよう強く要請します」

という風に、この番組に医療従事者が携わったという点について、医療現場の信頼が損なわれてしまう恐れがあることに苦言。

実際ネットの反応としても「乗り気で打つ医者も怖い」「医師のモラルが問われる」「使わない事を説得してやめさせて欲しかった」と、監修した医師側に対して恐怖を感じる旨のコメントが見られた。

パウラの感想

いやー、さすがやっちゃいけないことをやったらお笑いになるだの、番組を作るためという名目なら何をしてもいいと思って、最終的には自爆する、テレビ界隈様の住人らしいご立派案件ですね。

これを見てパウラが最初に思い出したのは、去年の3月に日テレが起こしたご立派案件「スッキリペンギン池飛び込み炎上事件」でした。

あの時も日テレサイドは、事前にペンギン池でのロケを許可した動物園側から「ペンギン池に絶対に入るな」とさんざん釘を刺されていたにもかかわらず、

日テレはペンギン池に芸人を飛び込ませる行為を強行しました。

そしてスタジオの演者たちだけが大爆笑、視聴者はドン引き、ペンギン池でのロケを許可した動物園だけじゃなく日本動物園水族館協会が激怒して、

芸人をペンギン池に飛び込ませて爆笑してた日テレサイドに対して「動物をお笑いの道具に使うなんて許さねぇぞ」って感じでブチギレてましたね。

どういうわけかテレビ界隈様には「コンプライアンスやモラルを無視することが面白い番組作りになっている」という思い込みがあるようで、

世間的に言えば「コンプライアンスを無視した奴がしっぺ返しを食らうところを見るのが面白い」ということはあっても、

そこをいつまでもテレビ界隈様は「コンプライアンスを無視した番組が面白い」という感覚がいつまで経っても抜けないところが味わい深いですね。

さすがいつまで経っても「テレビがつまらなくなったのはコンプライアンスのせい」と勘違いしているテレビ界隈様らしいご立派案件です。

いずれにしてもテレビ界隈さんは地上波以外のところに飛び出すと限度を知らないことが判明したので、一生地上波から出ないほうがいいですね。

でも安心しろテレビ界隈!

パウラが前から言ってる通り、「コンプライアンスを守りつつテレビじゃ放送できないコンテンツ」がまだお前たちには残されている!

そんなに地上波じゃできない番組をネットで配信したいなら、

前からパウラが言ってる通り、自分たちの不祥事を洗いざらいゲロってテレビマン一同で土下座する番組を作るという方法がお前たちには残されている!

これならきっとネットでも「テレビじゃ絶対に見られない番組」っていうことで大人気になって、

テレビ界隈様のご立派っぷりが大好物なパウラも、心がポップUPして頭がイップス、胸がぽかぽかしてお腹がまんぷく昼太郎だぜ!

お前たちがネット番組として「テレビのご立派行為、何もかも白状して土下座しますスペシャル」を放送することを、

パウラはハッピー謎液スマイルで期待しているぜ!

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